窓際が寒い理由
家からは、床・壁・窓など家全体から熱を放出していますが、そのうち、窓からの熱損失が圧倒的に大きいのです。
最近は、省エネの観点からペアガラスや二重サッシなど断熱機能の高い窓が新築住宅を中心に普及していますが、昔からある一枚ガラスでは、室内の熱が多く失われてしまうのです。
そのため、窓ぎわが特に寒いのです。
ペアガラスや二重サッシなどに交換せずに、断熱効果を高める方法は、窓にプチプチを貼るのです。これにより、窓に空気の層ができ、断熱効果を高めることができるのです。
見た目は悪いですが、費用対効果は絶大です。プチプチは透明なので、採光を遮ることもありません。
必要な道具
❶ 気泡緩衝材(プチプチ)
空気の層を作るために、「プチプチ」を使います!
「プチプチ」の正式名称は、「気泡緩衝材」です。「プチプチ」以外に「エアキャップ」「ミナパック」「エアパッキン」「エアクッション」「エアマット」「キャプロン」「エアーバック」などの様々な呼称がありますが、各社の商標となっています。
窓よりひとまわり大きめで、固めの気泡緩衝材がおすすめです。
今回は、よりコシのある「d40シリーズ」の「幅600mm」を購入!
全長42mもあるので、余ったら、梱包材で使えます。
❷ 養生テープ
養生テープは、「プチプチ」を固定するために使用します。
ガムテープでもいいのですが、見た目と、剥がす時に痕が残らないようにするために、透明の養生テープを使っています。
❸ カッター、はさみ
「プチプチ」をカットするために使用します。
大きめのはさみが使いやすい!
窓ガラスにプチプチを貼る
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1プチプチを大きめにカットする。
まず、緩衝材を大きめにカットします。ざっくりで大丈夫ですが、プチプチの目に合わせて、垂直にカットしてください。
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2窓に合わせてカットする。
大きめにカットした緩衝材を窓に合わせて、サイズを調整します。
今回は、窓の開閉をするためサッシの部分には、緩衝材を当てていませんが、隙間風が発生するようなら、サッシごと緩衝材を当ててください。
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3養生テープで固定する。
緩衝材の凸側が窓に接するようにして、養生テープで固定します。逆に設置すると、空気層が減るので、断熱効果が減少します。
効果
プチプチ未設置に比べて、設置後はカーテン内側の温度が7℃も上昇しました。それによって、室内にも冷たい冷気が流れることもなくなり、室温も2℃上昇しました。
また、結露も発生しにくくなり、エアコンのコストも減りました。
まとめ
今回寝室の窓、7枚に緩衝材を設置しました。そのコストは、わずか500円ほどでした。
電気代の節約にもなるし、コスパの良い対策ですよ。
デメリットは、見た目が悪いのと、余った緩衝材が場所をとること。
気になる人は、本格的に複層ガラスへの切替を検討してもいいかも。