洗濯表示のデザインが新しくなりました
2016年12月生産分から、洗濯表示が世界共通のマークへと変更となりました。
世界共通マークということで、今まであった日本語表記はなくなり、マークの種類は、22種類から41種類と増えました。
使用シチュエーションに合わせて、5種類の基本記号があります。
そして、この5つの基本記号をベースに、付加記号などが付与され、41種類の記号となっています。
つまり、4種類だけ覚えればいいのです。
洗濯処理方法
洗濯処理記号は、全14種類もあります。
しかし、洗濯水の上限温度と洗濯コースの違いで細分化されているだけです。大きく分けると5種類だけなのです。
洗濯方法の記号は、洗濯桶をモデルにしてるよ。
付加記号のアンダーラインが追加されると、洗濯条件が厳しくなります。
また、マークの中にある数字は、洗濯水の上限温度です。もし、洗濯に温水を使わなければ、洗濯水の温度は気にしなくて大丈夫です。
家で洗濯すると、縮み、色落ち、形崩れなどが起こる可能性があるから、気をつけてね!
漂白処理方法
漂白処理記号は、三角記号で全3種類もあります。使用できる漂白剤により、記号が分類されています。
家庭でよく使用する漂白剤には、主に2種類あります。それは、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」です。
塩素系漂白剤は、強力な漂白作用があります。そのため、色物には使えず、白物に限ります。大きく「まぜるな危険」と書いてあるのが、この漂白剤です。酸性と混ぜると有毒ガスを発生するので、取り扱いには注意が必要です。
酸素系漂白剤は、色物にも使える漂白剤。漂白作用は、塩素系と比べると弱いです。
乾燥処理方法
乾燥処理記号は、四角です。干し方により、「家庭乾燥機(タンブル乾燥)」と「自然乾燥」の方法2種類に分類されています。この記号については、2つ並列で表記されることが多いです。
家庭乾燥機(タンブル乾燥)
タンブル乾燥についての表記は、3種類だけです。上限温度に気をつけてください。
自然乾燥
自然乾燥の記号には8種類あります。ひなた干しが可能か、脱水が可能か、つり干しが可能かによって、分類されています。
四角の左上に斜線がある場合は、日陰干しとなります。また、中にある棒が、縦棒ならハンガーで干すことができますが、横棒なら平干しとなります。さらに、その棒が2本線なら、脱水が不可となります。
つり干し | 平干し | |||
脱水可能 | 脱水不可 (濡干し) |
脱水可能 | 脱水不可 (濡干し) |
|
ひなた干し可能 | ||||
日陰干しのみ |
アイロン仕上げ処理方法
漂白処理記号は、アイロンの形で全4種類もあります。アイロンの使用有無と底面の上限温度によって、分類されています。
商業クリーニングの処理方法
商業クリーニング処理記号は、クリーニング屋が確認する記号なので、家庭で洗濯する場合は、気にする必要はありません。
つまり、この記号は、クリーニング屋がチェックする記号だということだけ覚えておけばOKです。
ちなみに、商業クリーニング処理記号は全9種類あります。使用できる溶剤とその強さで分類されています。
詳細が知りたい方は、消費者庁の「洗濯表示の概要」をご確認ください。
まとめ
漂白はできない。
乾燥機は使えない。
日陰で干す。
アイロンは弱なら可能。
ドライクリーニングはできない。
なんとか、覚えられそう。
洗濯の時にも大事に扱えば、洋服は長持ちするし、是非確認して見てね。
参考サイト
新着ワザを習得する!