【基本1】上から下へ、奥から手前へ
掃除をするにあったて、ポイントとなるのが、いかに効率的にゴミを運ぶかということ。2度手間にならないよう、「上から下、奥から手前」と掃除すること。ホコリは、高いところから、低いところへ落ちていきます。床から掃除を始めてしまうと、家具などからホコリが落ちて、また床掃除をする羽目になってしまいます。
そして、最後に掃除する床は、「奥から手前」に掃除を行います。奥から手前に掃除することで、手前にゴミを集めることができ、掃除したところを踏んで散らかすことがありません。また、ワックスがけや濡れ拭きをした時、濡れている場所を踏まないですみます。
【基本2】モノ・家具は退かして掃除する
ホコリや汚れは、モノ・家具の隅や下に集まります。動かせる家具は退かしてから、掃除をしましょう。モノを退かす手間をなくすために、床にはなるべくモノを置かない習慣・配置にしておくと、日々の掃除が楽になります。
【基本3】汚れは軽いうちに落とす
食器の洗い物を翌日まで残して置くと、翌日なかなか汚れが落とせなくて、時間がいつも以上にかかったことってないですか?これは、全ての汚れモノについて言えます。汚れた直後はすぐに拭き取れても、時間が経つとこびりついて、落ちにくくなってしまいます。汚れたら、軽いうちに掃除することを、心がけておけば、日々の掃除が楽になります。
【基本4】掃除は「ホコリなどの軽い汚れ→ひどい汚れ」の順で行う
掃除を始めようとすると、ひどい汚れが目立つので、そこから始めたいと思うのですが、そこは我慢して、軽い汚れから始めましょう!
まずは、乾いているホコリ・泥などを掃除します。いきなり、濡れ拭きや、洗剤を使うと、汚れを逆に広げてしまうからです。乾いた汚れは、乾いたまま掃除機や箒でとってしまいましょう。
ホコリをとったら、それぞれの汚れに適した方法で、汚れを落としていきます。まずは、マイルドな洗剤で汚れを落としていきます。それでも、落ちなければ、強い洗剤を使用していきます。強い洗剤は、素材へのダメージも強いので、ここぞという時にだけ使います。
【基本5】汚れに適した洗剤を使う
汚れには、「ホコリなどのゴミ系の汚れ」「水アカ系の汚れ」「油系の汚れ」「カビ・バクテリア系の汚れ」があります。
まず、「ホコリなどのゴミ系の汚れ」は、洗剤不要なので、掃除機や箒などで取り除きます。その後、「水アカ系の汚れ」「油系の汚れ」「カビ・バクテリア系の汚れ」を弱点である洗剤を使って落としていきます。
「水アカ系の汚れ」は、水アカや石鹸カスが固まったもので、アルカリ性の汚れです。主に、水回りに発生します。なので、酸性洗剤で中和して、汚れを落としていきます。
「油系の汚れ」は、家のあらゆる場所にあります。なぜなら、生活の中で発生している皮脂があらゆる場所に付着しているからです。また、料理などで発生する油汚れもあります。これらの汚れは酸性の汚れです。アルカリ性洗剤で中和して、汚れを落とします。
「カビ・バクテリア系の汚れ」は、水回りや湿度の高い場所に発生します。塩素系漂白剤で落としていきます。
洗剤不要 | 酸性洗剤 | アルカリ性洗剤・酸素系漂白剤 | 塩素系漂白剤 | ||
キッチン | シンク | 水アカ | 油汚れ | ||
シンク排水口 | 悪臭・雑菌 | ||||
コンロ | 油汚れ・こげつき | ||||
換気扇・レンジフード | 油汚れ | ||||
壁・床 | ホコリ・食品カス | 油汚れ | |||
浴室 | 浴槽 | 髪の毛 | 水アカ・石鹸カス | 皮脂汚れ | |
鏡・水栓器具 | 水アカ・石鹸カス | ||||
壁・床・排水口 | 髪の毛 | 水アカ・石鹸カス | 皮脂汚れ | カビ | |
天井 | カビ | ||||
トイレ | 便器 | 尿石汚れ | カビ | ||
壁・床 | ホコリ | 尿石汚れ・水アカ | 皮脂汚れ | ||
リビング・寝室など | 床・家具 | ホコリ・食品カス・髪の毛・泥 | 皮脂汚れ | ||
壁 | ホコリ | 皮脂汚れ | |||
窓 | ホコリ・泥 | 水アカ(窓外側) | 皮脂汚れ | ||
ベッド | ホコリ | 皮脂汚れ | カビ | ||
玄関 | ホコリ・泥 | 油汚れ |
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まとめ
5つのコツ
❶ 上から下へ、奥から手前へ
❷ モノ・家具は退かして掃除する
❸ 汚れは軽いうちに落とす
❹ 掃除は「ホコリなどの軽い汚れ→ひどい汚れ」の順で行う
❺ 汚れに適した洗剤を使う
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